「博士と狂人」を読む

以下引用、この場面は、アメリカ人なら「Oh, Jezus!」とでも叫ぶところか。

「を切断するのは、彼から見ればどうしてもしなければならない贖いの行為だった。おそらく、それは宗教的に深い悟りの結果であり、医師たちによると、彼はその二年前に悟りはじめたのだった。」

 切断する対象は、差し障りがあるのでここでは省く。察してくだされ、君も持ってるそのイチモツ。

 英本国でOEM編纂の中心だったマレー博士に用例を送り続けるなぞの協力者とはいったい誰なのか?訪問して知った意外な正体。ぞくぞくするような内容は本書を直接読んでいただくしかない。
 博覧強記の記憶力に恵まれたこのような天才(マイナー)が辞書作りにどう貢献したのか、その類い希な人生とともに、この本は余すところなく描き尽くす。
 そして本の最後筆者の後書きにも感心。英語、今はやりの実用米会話じゃありませんよ、を学ぶ学徒なら、OEMは必須なんだろうな。

 
 「もちろんこれだけで、この大辞典を所有する必要性が正当化されるわけではない。だが、そこにマイナーの名前を見いだしたとき、偶然何かを見つけることのすばらしさが本当によくわかるのだ。OEMの名声のゆえんは、まさにここにある。」

博士と狂人―世界最高の辞書OEDの誕生秘話 (ハヤカワ文庫NF)

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