受取拒絶または善意の押しつけ、その1

 二通の封筒を未開封のままポストに入れる。今度はどういう結果になるのか、興味深い。
 開けなくとも、内容は分かっている。一通は、「国境なき医師団」からの封筒。

 これまでのいきさつはこうだ。
 あるとき、何かで、開封前なら「受取拒絶」と書いて、そのままポストに投函すればよいと知った。当然、今回もそう書いて、投函。これまで例外なく、これでうまくいったのだ。
 ところが今回に限り、いつもと勝手が違った。「受取拒絶」と記したまま、また我が家に届いたのだ。ウーン、ひょっとして配達員は片面に記した「受取拒絶」を見落としたのかもしれない。そこで今度は反対の面にも見落としようのない程大きな文字で、「受取拒絶」と書いて、再度投函。
 数日後、またもや配達されたなじみの封筒にびっくり。今度はなにやら付箋が付いている。

 マニュアル第625条?いったい何を言っているのだ?どうもこれは郵便局員同士の業務連絡メモではないか。地元の配達局員に指示を出しているとしか思えない内容。おそらく、配達したときに、「還付印等の表示」を配達先、つまり私に依頼する指示と推定される。ところが、地元の配達局員は指示に従わず、郵便事業株式会社の社内連絡メモを付けたまま、私に配達したのだ。あきれてものが言えない。