Tさんへ施設に居る親の近況報告

 ご無沙汰を続け、申し訳ありません。
 Tさん、ご自身の健康にまずはご留意受け取りください。その上で、母の現状を報告いたします。
 母の方は、歳も歳ですので、あちこち故障があってもおかしくはない。現に、会社で働いていた私の携帯電話に、今月初めに施設から緊急連絡を受けたばかりです。急に熱を出して、病院に診てもらう必要あり、誰か付き添って欲しいという。そんなこといきなり言われても、仕事を放って駆けつけるわけにはいきません。もともと母の月々の介護費用を何とかひねり出すための仕事ですから。出かけられない代わりに、電話で、医者の往診等をお願いしておきました。
 その後、連絡して分かったことは、どうやら風邪をこじらせて、気管支炎にかかったようです。先生からは、抗生剤を1週間分出していただいたそうです。
 先週、また連絡があり、さらに抗生物質を追加してもらったようです。便りがないのはよい知らせと言うことで、今は落ち着いていると信じております。長きにわたる親の介護から、実は同じトラブルは何度も経験済みです。
 そうはいっても心配は心配なので、先月分の介護費用の支払いをかねて、今週施設に寄る予定を立てておりました。ところが、そこへ例の大地震です。会社からは自宅待機を命じられ、さらに交通機関の不通も重なり、文字通り身動きが取れない状態です。
 一方、おかげさまで我が家皆無事です。また、恐れていた津波警報も解除され、高台へ避難には及ばないと楽観視しております。何とかこの危機に対処していきましょう。
 それでは奥様によろしくお伝え下さいますようお願いいたします。