某葬儀社紹介所を利用して

 封筒が届いた、某葬儀社紹介所(以下A社)からアンケート。
 7年前父親が病院で突然亡くなったときには、慌てふためいた。それまで、「葬儀」なるものを考えたことがなかった。不慣れで、当たり前か、相談相手もないので、病院で紹介されたままの葬儀屋さん。
 メニューの内、最もシンプルなコースを選んだはずが、終ったあと予想と桁違いの請求書を見て驚いた。
 母親の場合、危ない状態はかなり長く続いた。それだけに今回は事前の準備にかなり時間を割いた。
 葬儀社を選ぶと一言で言っても、実は大変。選択の基準は、場所?値段?形式?
 葬儀屋さんの場所一つとっても、そもそも喪主となる私の地元で選ぶのか、それとも亡くなるであろう施設のある場所で選ぶのか。
 ネットで調べると、紹介所を間に介在させるという二段階方式がある事を知る。そこと相談しながら、葬儀屋さんを選ぶというやり方が自分には合うような気がした。これが最も良かったのかどうか、分からない。ただ今回、後悔は無かったのは事実だ。

 アンケートはこんな質問から始まる。
その一、まずは葬儀社、担当者について。
 利用した葬儀社及び担当者についての感想は?
 良かった点は、直葬というか家族葬というか、ほぼこちらの予想通りの形式とお値段で済んだこと。細かなことを言うと、見積もりに記されていない項目が数点有ったが、総じて言うと想定の範囲内。
 一方、今回の葬儀社のホームページが立派であるのに関わらず、ネットから質問をしても担当者に届かない不具合に出会ったことが意外。社長が担当者を兼ねる小さな企業だったが、会社としていかがなものか?
 なぜ、この社に依頼しようと思ったか?
 紹介所A社からは葬儀社として、C社とD社とを推された。
両者からの見積もりを次ぎに比較。C社が希望額に近かったこと。D社の見積額に計算違いがあったこと。こんなところで間違えるなよ。

その二、式場について。
 この式場(火葬場)を選んだ理由は?
公営火葬場で無駄がないであろう点、及び参加者の地理的便利さから、迷い無し。
 実際に使用してみて、どうであったか?
 期待通り便利な場所であるし、駐車場も広くて使いやすい。
火葬場としても、無駄がなく、質素に行いたかっただけに、申し分なし。

その三、葬儀社紹介所について。
 紹介所A社のことをいつ頃、どのようにして知ったか?
 お仕着せの葬儀は二度とすまい、父の葬儀で懲りた。普段から情報は集めるようにはしてきた。そろそろ危ないと病院で診断されたのが12月。真剣に調べだしたのが、1月。紹介所を知ったのも、その月。
 ネットで葬儀社を調べると、いくらでも見つかり、どう選んでよいか途方に暮れる。葬儀社に勤めている人?の某ブログに、紹介所の利用を勧める記事に出会った。
 著者はあえて紹介所の名前は伏せてあったが、記事をヒントに探し、2社(A社とB社)を選んだ。
 この紹介所A社をなぜ利用しようと思ったか。その理由は?
 上で述べたように、葬儀社は探しようによってはいくらでも見つかる。ネットだけでもワンサとヒットするが、ネットに載せない古いスタイルの葬儀社まで入れたら、自分に合ったものを選ぶのは困難。
 A社とB社を比較したところ、A社の方が、丁寧な対応で、要望、相談に乗ってくれそうだとの感触を得たから。B社は、少しおざなりな回答だった。
 紹介所A社を利用した感想は?
 仕事柄、メールでのやりとりが好ましい。なぜなら、電話で一度に話すより、メールの方が、時(朝でも晩でも)と場所(職場でも自宅でも)を選べるから。その点で、紹介所で応対してくれた担当者は、こちらの要望および幾度となくわく質問に、申し分なく応えてくれた。
 知り合いの方などに本紹介所A社を勧めたいか?
 正直なところ、葬儀は一度でこりごり。といっても、父に次いで母と二度喪主を務めたが。それだけ、葬儀を目の前にすると、人は不安でいたたまれないもの。この記事が何か役に立つなら、勧めます。